腎不全の治療の一環として行われる食事制限

腎不全の治療にとって食事の管理は最大のポイント

腎不全は食事を管理しながら治療を!

腎不全治療における食事制限の必要性

腎不全の治療の方法の1つに、食事制限が挙げられます。食餌療法などとも呼ばれますが、医療機関や管理栄養士などの指導のもとで行われる食事制限や、医療機関、管理栄養士などのアドバイスを基にして、完全に自分で行う食事制限が、腎不全治療の一環として行われる食事制限の方法になります。

腎不全は、腎機能の一部もしくはほぼすべてが損なわれる疾患です。末期的な腎不全の治療としては、食事制限ではなく、人工透析が行われることになります。しかし腎機能が10%以上残っている患者さんの場合、人工透析ではなく、食事制限による治療が行われることが多いです。10%というのはあくまでも目安になりますが。

腎機能とは、血中の老廃物を漉しだして、尿として排出する機能のことです。この機能が失われてしまうと、たんぱく質の代謝の際に生じる不要物や、余剰の水分、塩分などが血中から取り除かれず、そのまま循環することになります。これにより、健康上のいろいろなトラブルに見舞われます。

これを回避するために、人工透析や食事制限が行われることになるのです。主に、たんぱく質と塩分、そしてカリウムの摂取に対して厳しい制限が設けられるのが、腎不全治療における食事制限です。腎臓の状態によっては、水分摂取まで制限されることもあります。

たんぱく質が豊富に含まれる食材

腎不全ともなると、たんぱく質や塩分を含まない食材ばかり食べていればよいという単純な話ではないのですが、いちおうたんぱく質を豊富に含む食材を摂取する際には注意していただきたいという意味も込めて、そういった食材も簡単にご紹介しておくことにしましょう。

代表的なところでは、よく知られるとおり、肉、魚 卵、豆腐(大豆製品)などには、たんぱく質が豊富に含まれています。まあおそらくこれはあまりにも有名なので、腎不全の患者さんがこれらの食材をバリバリ摂取するようなことはまずあり得ないとは思います。

問題は、肉単品、魚単品、卵単品・・・という形ではなく、まったく見た目の形が異なる食材にたんぱく質や塩分がどの程度含まれているのかをちゃんと把握してから食べなければならないということです。

たとえば、肉や魚や大豆などは食べなくても、ショートケーキを食べたいという衝動に駆られる患者さんはいると思います。しかしショートケーキは、材料となる卵が豊富にたんぱく質を含んでいます。

たまたまショートケーキの例を挙げましたが、この例のような目に見えない形でたんぱく質や塩分、カリウムなどを過剰に摂取してしまうリスクについては、十分に注意する必要があります。